本日も番外編です。
今日は「バンクロール管理」について話したいと思います。
バンクロールとは自分の持っている、いわゆる軍資金のことです。
「賭けの考え方」というポーカーの書籍でこれを勉強しました。
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もし株式投資やポーカー、ブックメーカーなどで生計を立てたいと考えるのなら、バンクロールこそが剣であり、楯であり、命そのものだ。
そもそも、お金というのは倍にするのはもちろん、資金の1%を増やすのも大変で時間のかかることだ。
100万円を投資したとして、これをひと月で1%増やしても1万円にしかならない。
社会的に後ろ盾のないプロの個人投資家やベッターが生活するのにひと月に必要な金額は、日本において最低でも30万円程度となるだろうか。
投資家やベッターのように、労力に直接的な生産性のない場合、月に1%の資金を増加させられるとしても必要なバンクロールは3,000万円となる。
あなたがプロベッターだとして、この3,000万円のバンクロールを用いて、30日間でどのように1%の資金の増加を得られるだろうか?
オッズが1.01倍の試合に3,000万円全額ベットすれば30万円?
少なくとも、ふた月は成功するかも知れない。
運が悪ければ「バンクロール=稼ぐための元銭」は初日で無くなる。
オッズが1.01倍とは、確率論で言えば100回に1度は、100%外れる。
つまり、バンクロールの全額を投資しつづける限り、一度の投資も失敗してはいけない。
これは続ける限り、確率論として必敗の法則となる。
99%勝てる勝負も、100回目には確率論としては負けるからだ。
100回目までにたとえどれほどバンクロールが肥大していようが、100回目でそれらは全て消えて無くなってしまう。
ここで、1.01倍のオッズというのはどういうものか考えてみたい。
自分の解釈では、13歳の少年(150cm, 45kg)と、成人男性(180cm, 75kg)が闘うような感覚だろうか。
この実力差なら、1.01倍の勝利予想は間違いではないと思える。
ただし、間違いないのはあくまで予想の段階だ。
もし、試合開始2秒で、成人男性の足が骨折したら。
加えて試合直前に悪寒が奔り、試合開始直後、熱が40℃に上がっていたとしたら。
あり得ない、というのは大いに頷ける。
しかし、この話が嘘だとしても、ギャンブルの経験があるものならカタいと思ったギャンブルが「アクシデント」によって何度も飛ぶのを経験しているはずだ。
例えオッズが1.001倍だとしても、全額を賭けつづける限りいつかバンクロールを失う。
これは確実なことだ。
そこで、プロの投資家もベッターも、自己の1回の投機に、信頼度によっていくらまで投資できるかという自身の取り決めを持っている。
能力に依るだろうが、現在持っているバンクロールがおよそ投資以外では得られない金額であるなら、どれほど確実だと思われる投機にも、バンクロールの5%までしか通常投資しないとのこと。
対象にもよるだろうが、ポーカーなどの投機回数が多いものほど、このパーセンテージは少なくなるはずだ。
自分の場合、想定10万円ほどのバンクロールなので、半月も働けば手に入る金額である。
そのため、一度の投資はマックスとしてバンクロールの20%とという取り決めとしている。
これは、マックスベットを下げなかった場合、自らが絶対と信頼できる投機に5回までチャレンジできる。
5回のベットで、配当が100%以上となれば少なくともバンクロールは増加となる。
ただし、自分はどれだけ確実であろうリターンを見込めるベットだと想定しても、5連続くらい負けることはさもありそうだと感じる。
自分がこの20%のリスクを選択できるのは、たかだか半月の時間を引き換えに同じ土台からチャレンジできるという考えがあるからだ。
その分、バンクロールの増加も大きい(早い)。これが1,000万円以上のバンクロールなら、いくら信頼に足りても20%は投機しないだろう。
MMAスポーツブックなら、10%程度ならできるかも知れないが。
また、投機の信頼度について、オッズを参考するのはあるだろう。
しかし信頼度とは別に、オッズが1.01のものに20%の投資をするのは良い選択ではないと評価している。
もし一度このオッズで負けたなら、同じオッズで取り戻すのに連続100回の的中を要するからだ。
ただでさえMMAはアップセットが多いのに、いくら低オッズとはいえ難しいだろう。
オッズが低いから信頼度が高いわけではない。
支持者が多いため、オッズが低くなっているだけだ。支持者が多いことと勝利への信頼度は決して一致しない。
オッズというのはときたま裏切られるから、ブックメーカーというのが成立する。
逆に、オッズが高いものでも信頼度の高いものというのは存在する。
それは支持者が少なく、少数のもののみが懐疑的に投資し、さらに少数のもののみが確信的に投資している。
そのため見極めが難しく、投資に勇気もいる。
しかし信頼度が高いにも関わらず、オッズが3倍の勝負だとしたらかなり悪くない。
「自分が確実に取れる」と思ったものを1度外しても「次の確実」でプラス収支へ持っていける。
万が一、「2度目の確実」を外しても「3度目の確実」でマイナスはなくなる。
同じ信頼度でも、オッズの高低で投機の価値は変わってくるということになる。
とにかく、バンクロールが無くなればそこで終わりだ。
次に失敗した額と同じバンクロールを用意しても、マイナスという結果は消えない。
倍額へバンクロールを増資したというだけで、再スタートを切ったと同時に-50%という結果が残る。
それならば、初期のバンクロールを増やせるだけ増やして、投機の信頼度で投資金を増減させるほうがよほどいいと感じる。
また、「月に○万円」と決めているとさらに良くない。
バンクロール管理をしておらず、パーセンテージで投資額を増やさないので、永久的に同じ投資額であることを意味する。
リターンのマックスも増えずに、同じ金額で遊ぶこととなる。
例えば、1万円を100回投資して200万円にしたとする。
次回も100回の投資で100%の増加が望めるなら、迷わず一度の投資金額を2倍にすべきである。
とにかく、バンクロールを管理していないと難しいものだ。
−まとめ
・リスクヘッジを。
・バンクロールが大きくなったら投資額とリターンも大きく。
・これにより長期的には利益が最大化する見込み。
−そのためには
・バンクロールを管理すべき(投資とリターンの総額の計算)。
・投資額を「オッズと信頼度」に応じてパーセンテージで管理すべき。
ということになります。
いかがでしたでしょうか。
今回もとにかく走り書きのように書いてしまいましたが、自分があとでリマインドするためにも使うとは思います。
余談ですが、自分の記事はかなり文章が雑で、そもそも推敲自体皆無に等しいです。
ゆっくりと記事を書く時間がないので、構成修正せず、話すように思うままに書いているという感じです。
また、「的中率の上げ方」「ベットの方法」なんかをまとめる機会があったら書きたいと思います。
それでは。
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