今年のUFCの大会は終わりですね。
新年は日本時間は確か1月3日より、「ローラー VS コンディット」大会からUFCは2016年をスタートさせます。
ちなみに、自分はコンディットにベットする予定です。
当ブログ、「パウンド・アウト」は、UFCブックメーカーの為の予想・分析を目的とし、5月にコンテンツをスタートさせました。
ブログ開設から、はじめての年越しとなります。
ブログのコンテンツについては、はじめは予想分析がメインだったものの、8月以降はブックメーカー色が強くなっています。
ちなみに何度か言及していますが、ブログ開設の経緯は、「格中」ブログさんの影響が大きいです。
「格中」ブログさんの発見は、自分の中で格闘技熱が再熱した瞬間でもあります。
さらに、今までギャンブルなど人生で一度もしてこなかった自分が、ひょんとしたことからブックメーカーに目覚めたこともタイミング的に重なっています。
「UFCとブックメーカー」という単体でさえ日本でマイナーなコンテンツなので、かなりマニアックなブログですね。
年内にまた
新年の大会の予想や、RIZINの感想なんかもUPすると思いますので、よろしくお願いします。
トップ・ストライカー・ランキングや
トップ・レスラー・ランキングも作ってみたいですね。
−−−−−−−
さて、本日は、この1年の試合とベットの結果を振り返りたいと思います。
ここから参考となるデータも算出したいです。
お送りするものは、
1.全試合統計データ(フェイバリット&アンダードッグ)と、パウンド・アウトの的中率や回収率
2.パウンド・アウトのバンクロール(資金)推移
3.階級別、試合順別の勝率、回収期待値一覧
です。
−−−−−−−
1.全試合統計データ(フェイバリット&アンダードッグ)と、パウンド・アウトの的中率や回収率

さて、はじめに注目は、
フェイバリットとアンダードッグの回収期待値についてです。
これは、勝者の平均オッズと勝率を掛けると出てくる理論値です。
つまり、
・フェイバリットに賭けると 90.4%
・アンダードッグに賭けると 99.6%
の資金が戻ってきますよ、という事になります。
ここから、2015年はアンダードッグがよく勝った年と言えます。途中フェイバリットの回収期待値がアンダードッグを上回りましたが、年末に近づくにつれアップセットがまた多くなりました。
アンダードッグによく賭ける人が儲けが多くなっているはず。
2014年以前のデータがないので何とも言えませんが、アップセットがもし多くなっているとしたら
、禁止パフォーマンス向上薬の検査強化と、
点滴リバウンドの禁止の環境変化が作用しているのかも知れません。
2016年に選手らの正しい戦績が評価されてきたら、フェイバリットの回収期待値があがる可能性もありますね。
フェイバリットが勝ち始めたら、アンダードッグに多めにベットする、アンダードッグが勝ち始めたらフェイバリットに多めにベットする、というのはアリかも知れません。
この波を考えるなら、
2016年の頭の数ヶ月はフェイバリットの勝利が増えるのでは、と思います。
次に、当ブログの的中率や回収率について。
的中率は
・フェイバリットが 67.4% (目標値 70.3%)
・アンダードッグが 43.1% (目標値 36.5%)
・イーブンが 61.5% (目標値 52.5%)
・マルチが 57.1% (目標値 44.0%)
となっています。
フェイバリットのみ目標値を上回れませんでした。それでもプラスが出たのは
、ベット額の調整(バンクロール管理)が功を奏しているからですね。
ちなみに、
「目標値=回収するために必要な的中率」の計算は簡単で、
1 / 勝者オッズ で計算すると出ます。ここから出た値を的中率が上回れば、ベット額を一定にしても回収できる計算になります。
例えば勝者オッズが2倍なら、2回に1回的中させれば回収できますね。簡単な計算です。3倍なら3回に1回。
バンクロール管理について少し話すと、3倍のオッズで6回中1度しか予想を的中させられなかったとします。
これでも当然プラスが出せます。一定額では回収率は50%になってしまうのはわかると思います。
ただ、5回すべて同じ額を賭けたとして、6回目的中したときに今まで賭けていた額の倍を賭けていたらこれは回収できますね。
逆に、目標値を上回るものは一定額のベットでプラスが出るので、全体的なベット額を増やした方が回収が増大します。
ここでベットにばらつきを出すと、回収がより大きくなったり小さくなったりはします。
データから一番いいのは、マックスベットは増やす必要はないが、ミニマムベットは上げた方がいい、という感じになると思います。
最終的なプラスは資本金(元手)10,000pで
35,500p。
資本(=バンクロール)を45,000pに増やしました。
450%になったので、かなり大き目に張っているのと、大きなベットをすべて取れたのが良かったです。
例えば自分の資本金が実際に1億円なら、こんなベットはできません。
自分の中でのマックスベット設定は、バンクロールの20%ですから、2,000万円をストレートベットなんかしませんね。
10億円あるならしますが。
−−−−−−−−−−−−−−−−
2.当ブログのバンクロール推移

はい、ご覧の通り、8月までサボっています。
コツをつかめずにいた時期ですね。8月以降成績がかなり上がったのを見ると、ブログをはじめてよかったなぁと思います。
特に、ポーカーの指南書を読んだのが良かったです。来年にでもブログで紹介したいと思います。
ちなみに、大きなゲインは特に、
・8月のマックス・ホロウェイ、1.50倍への6,000pベット
この時のバンクロール8,000p。対戦相手はチャールズ・オリヴェイラ。アホなベットです。二度としません。
・11月のパン・テヒョン、4.20倍への2,000pベット
対戦相手はレオ・クンツ。クンツのオッズが2.50倍から当日1.22倍まで急降下したので、狙いました。
・先日12月のアリスター・オーフレイム、3.50倍への5,000pベット
対戦相手はジュニオール・ドス・サントス。
ここらへんを含む、ビッグベットを取りこぼしたらかなりバンクロールは行ったり来たりするはずです。
9月には一度
ゲガール・ムサシを含むマルチを組み、2,000pをベットしましたが、例のユライア・ホールの強烈な飛び後ろ蹴りと飛び膝に散りました。
他に大きなベットは、
UFC194のマクレガー1.91倍への3,000p(対戦相手ジョゼ・アルド)、
フェイバーとホロウェイのマルチ1.44倍への5,000pベットなんかですね。
2016年は流石にダウンスイングを味わうと思います。しかしこれまでのゲインもありますし、すべて勉強ですので、UFCを含みこのゲームを楽しむために本気でやっていきます。
−−−−−−−−−−−−
3.階級別、試合順別の統計データ
さて、最後に、階級別や試合順別の回収期待値や勝率の一覧です。

赤字で示したのは100%越えのもの。
さすがにアンダードッグが良く勝った年(だと思う)なだけあって、各項目におけるアンダードッグの大きな回収期待値が散見されますね。
データがたくさん揃ってきて嬉しいです。
統計学など全く詳しくありませんし、基本的な式しか使っていないですが、数字を見るのは面白いですね。
いま、簡単な確率の見方なんかも楽しく見てます。
英語ができたらこういうデータもベッターたちがより詳しく載せているのでしょう(プロとかが)。いいな。
余談ですが、こういうデータは入力にいかに手間を取らないかだと痛感。それには入力シートをしっかり作ることだとこの一年で思いました。
何回も入力シートを直しました。マクロ使ってないので非効率的なんでしょうが。
サンプル数が少ないものは置いといて、サンプル数も多く、
アンダードッグの狙えるのは・バンタム級
・ミドル級
・ヘビー級
・女子バンタム級
・第1試合
・第9試合
ですかね。特に女子バンタムや第13試合はホルムの7.50倍(ウィリアム・ヒルのオッズ)が回収期待値に大きく作用しています。
これが他のブックメーカーならもっと大きな値となっていると思います。
この中でも、
バンタム、ミドル、第9試合というのはアンダードッグ優勢の理由がよく分かりません。
ヘビー、女子バンタム、第1試合は、ニューカマーが多かったり、ヘビーが一発当てたもん勝ちなど、試合が読みづらいというのがアップセットの多い理由でしょう。
また、
フェイバリットが優勢、つまりみなが読みやすい試合としては
・フライ級
・ライト級
・第3試合
・第6試合
と言う感じでしょうか。
試合順別のデータは基本的に理由が分かりません。偶然だと判断します。来年のデータが楽しみです。
フライ級とライト級は分かりやすい強豪が多いからでしょうか。
と、当ブログで考察できるのはこれくらいの超簡単なものですが、偏りが見られて自分は楽しいです。
−−−−−−−−−−−−−
それでは、これからもみなさんと一緒に予想精度や回収率をあげて行きたいと思いますので、よろしくお願いします。
好きなスポーツに賭けてみたい。ブックメーカーを始めてみたい方はこちらから
登録方法はこちら
ブックメーカーについて詳しく知りたい方はこちら