2月5日(日)に行われたUFC Fight Night 104 「バミューデス VS コリアンゾンビ」大会の感想です。
第12試合 フェザー級
デニス・バミューデス VS ジョン・チャンソン win
決して洗練された打撃ではないジョン、事実バミューデスも右のオーバーハンドを早々にヒットさせ、ぐらつくジョン。が、どこか迫力のあるジョンの打撃。バミューデスもその雰囲気を察したか、タックルを仕掛けていく。
バミューデスがタックルで思うように展開を作れない序盤、ジョンが被弾を気にせずプレッシャーを掛けるとバミューデスが少々嫌がるそぶり。もう少し時間が断てばバミューデスもテイクダウンできるだろうが。
1Rも半分が過ぎようとするころ、接近するジョンがバミューデスの動きに合わせ右のアッパー。これをバミューデスがもろに被弾し、仰向けに崩れるとレフェリーが試合をストップ。センセーショナル。
お湯を注いでカップラーメンも出来上がらないうちに、3年半前の選手がタイトル圏内のバミューデスを片付けるとはだれが予想しただろうか。信じられない。予想のポッドキャストでは、そもそも長いブランク明けに衝撃的なパフォーマンスを見せた選手はクルーズくらいしか思い当たらないと話したのだけど。。。
ツイートもしたが、コリアンゾンビのパンチよりバミューデスのパンチの方が上手かったように思う。ビッグヒットも当てていたし。どうもゾンビの強さはボクシングの上手いなどのそういう次元じゃないようだと錯覚してします。まるで決闘のような試合だったよう。
「相手の方がパンチが上手くても絶対に殴り倒すのだ」という決心が伝わるよう。少々テンションの上がらない大会かな、と思っていたが、最後はコリアンゾンビが最高のパフォーマンスを見せてくれた。
バミューデスはまたピラミッドを登りなおし。本当に厳しい世界だが、ドミニク・クルーズの言葉を借りればこれが人生そのものなのだろう。
第10試合 ライト級
win ジェームス・ヴィック VS エイブル・トルヒーヨ
ヴィックのサークリングで様子見。コンタクトの少ない試合をトルヒーヨがテイクダウンで展開。しかしヴィックはフロントチョークでディフェンス、ポジションを許さず立ち上がる。その後、打撃の展開はリーチの長いヴィックだが、思い切りの良い打撃ではトルヒーヨ。2Rトルヒーヨのテイクダウンを防ぐと今度はヴィックが倒しダースチョーク。1分以上耐えて3Rへ。
3R飛び膝をヒットさせるヴィックはトルヒーヨの反撃をかわしながらタックルをスプロール。トップから再三のダースチョークを仕掛けると、今度はトルヒーヨがタップ。
ヴィックも最近強さを見せているファーガソンらに共通する「リーチの長いグラップラー」。しかしプレッシャーを掛けるには少々打撃が心もとない。被弾も多いし、長い手もジャブを突き出すのみなのでもったいない印象。ストレートの強打で相手を押すか、むしろ自ら仕掛けていった方が良い印象。ガスがよく粘り強いは相変わらず。
トルヒーヨ頑張ったが、打撃で疲れる展開、クリンチ以降もきつい展開と、相性の悪い試合だった。グラップラーの飛び膝はファブリシオしかり、かなり当たるなぁ。
第9試合 ライトヘビー級
オヴァンス・サンプレー VS ヴォルカン・オーズデミア win
オーソドックスのオーズデミアが強力なローと右ストレートでサンプレーへうまく打撃を当てる展開。戦前の予想通り、レスリングとブロッキングが上手。思った以上に圧力がありオフェンスも悪くない。
しかし徐々にガスが切れる。ショートノーティスが影響したか。サンプレーが押し返す展開も3RKO勝利にならず、判定はスプリットでオーズデミア。
オーズデミアは悪くない選手だったけど、それよりもサンプレーの消極性がまた出た試合だった。
第6試合 ヘビー級
win カーティス・ブレイズ VS アダム・ミルステッド
ブレイズの恐るべき怪力で17kgも軽いミルステッドをスラム&スラム。グラウンドでもレスラーのブレイズを軽いミルステッドが動かせず。スクランブルでブレイズの激しい荷重、ミルステッドは膝を故障してしまい終了。
ブレイズの良さだけが出た試合。完全勝利。
第4試合 バンタム級
win リカルド・ラモス VS 田中路教
一生懸命書くつもりだったのだけど。チームも田中選手も思いっきり戦っているんだろうが、僕ら観戦者はそれだけじゃ見られない、もしくはそうは見ていない。
ジャッジは田中選手が逃げたと思ったのだろう。だから30-27がつく。こういうことはしばしばあるけど、UFCのジャッジは選手が露骨に逃げることを嫌う。
正直、田中選手は最後の攻めが出来るのにコンタクトを避けに避けた。田中選手はこういう試合をしたかったのだろうか? 勝ってたならまだしも、僕はこういう試合が見たかったわけではない。
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