12月31日(土)に行われたUFC 207 「ヌネス VS ラウジー」大会の感想です。ちょっと試合が激しすぎて興奮しすぎました。また追ってポッドキャストで感想を配信したいと思います。
ロンダ・ラウジー VS アマンダ・ヌネス win
手をあげて前に出るロンダへ、ヌネスが普通にワンツーを叩き込む。ロンダは被弾しながら組みつくが、ヌネスは比較的簡単にふりほどく。ロンダがヌネスのワンツーを全く対処できないので、ヌネスがワンツーを出せば当たらない理由がない。なすすべなくロンダが殴られると、レフェリーがストップ。
今回ヌネスに言うことはない。いつも通りの試合。ワンツーを出したというだけ。戦前の予想通り。
ロンダは、、、寂しい負け方だったな。パンチがよけられないのならよける練習、それでも分が悪いなら組み付く練習をしなければならない。チームが悪いと思う。フットワークもない、ガードも甘い、引き手に合わせたタックルもない。、、、ロンダはもう引退するのではないかな。やっぱりロンダは成長過渡期の王者だったのかも知れない。
コメインの激しい試合のあとのあっけない試合。すごく楽しい大会だったのに、すごく寂しい気持ちになってしまった。
ドミニク・クルーズ VS コーディ・ガーブラント win
いや。。。すごすぎて試合展開負うとか、感想書く感じじゃなかった。緊張の連続が息が出来なかった。笑。
コーディがクルーズの打撃を被弾したのは序盤だけだった、そしてそれはテイクダウンの脅威があったからだった。テイクダウンをシャットアウトしたあとは、クルーズのパンチはすべて見えていた。戦前の予想のようにガンガンプレッシャーを掛けるのではなく中央で打撃に反応しカウンターですべて切って落とした試合。ほかにはバックステップ&タックルなど、アジリティとパワーに加え、圧倒的なボクシングとレスリングの技術があった。ケージレスリングがよくないと分かっていてしっかり中央を維持、またダウンを奪ってもサブミッション負けのリスクは取らぬよう絶対にグラウンドに追撃しない。
クルーズは前に出ないガーブラントへ、カウンターのタックル機能せず。ポイントで上回られるとあとは自分から仕掛けなければならないため悪循環に。クルーズステップの攪乱もガーブラントの反応の前には丸見えだったか。予想なんて詳細までするもんじゃないな。ボクシングとレスリングの強さが際立っていた。それだけは絶対にすごいものを持っていると評価して勝利予想したようなもの、あとは余計だったのかも。
いやぁ。。。今日は全部書けない。後日ポッドキャストなりでたくさん話そう。ガーブラントおめでとう。デビュー戦でファンになってこんなに早く王者になってしまうとは。
win T.J.ディラショー VS ジョン・リネカー
リネカーがなんと待ちを選択。キックキャッチ&テイクダウンでTJに対抗し、パンチを選択させカウンターを狙うという腹積もりだろう。しかし動かない相手にTJはジャブのフェイントから弾丸のような胴タックル。美しすぎる。またトップキープ&パウンドも非常に安定的で力強い。
立ち上がってからはリネカーが本来のプレッシャーのスタイル、そちらの方がいいのでは。しかしディラショーはサークリングからまたステップインでワンツーとタックルの二択。確かにクルーズが出来るならディラショーも出来る道理。しかしディラショーのあのアメフト選手のランカットのようなフェイントからのテイクダウン、美しすぎる。解説は思わず「センセーショナル・テイクダウン」と声をもらす。トップからの強い体幹で絶好のポジショニングからハードなエルボーを連発。
3R、グラウンドボトムでしこたま殴られたリネカーは、TJの体を揺らすフェイントだけで中に入り込めない。テイクダウンのタイミングがそれこそセンセーショナルすぎて、前に出られない状態。当然意を決して出ても結果はTJがカウンターとタックルを使い分け、結局はボトムに敷かれてしまうリネカー。赤子扱い。
リネカーに関しては最後にボディブローでTJに一矢報いた。「ふっ」と苦しそうな息を漏らしていた。待ちとカウンターは良かったが、やはり自分が相手のレベルチェンジには対応できなかったな。
対するディラショー。アスンサオン戦でも思ったけど、やはり鬼のように強い。自ら仕掛ける、キックで崩す、キャッチされたらジャブやパンチで攻める、パンチのあとに頭を振る、パンチとタックルの二択を迫る、フェイントで下がらせる、タックルが決まったらキックで散らす。詰められたら横に動くorパンチカウンターorタックル。惚れ惚れするな。かっこよすぎる。教科書のような動きで言えばマイティマウスもそうだけど、彼の躍動感と違いTJは本当に動きが綺麗だ。やばいな、ディラショー。クルーズにもコーディにも負けなさそう。
win キム・ドンヒョン VS タレック・サフィジーヌ
キムのプレッシャーがバークマン戦より軽快。案外リーチ差の激しい試合で手が出しにくそうなサフィジーヌ。結局カウンターで展開を作りたいサフィジーヌは攻撃時踏み込む必要があり、クリンチ戦になる。クリンチのプレッシャーはドンヒョンだが、テイクダウンはよりむしろサフィジーヌが上。ただしグラウンド戦にはならなかった。結局クリンチの膠着戦が主なきつそうな試合。
少ない打撃の時間は互角だろうか。サフィジーヌの方がとにかく前に出なければならずに展開を作れない。ドンヒョンもまたサフィジーヌのディフェンスがよく効果的な攻撃ができない。3Rサフィジーヌがミドルキックを見せるが、ドンヒョンのクリンチのプレッシャーと甲乙つけ難い印象。判定はスプリット、キムが接戦を制した。自分の中ではドロー。
ルイス・スモルカ VS レイ・ボーグ win
スモルカがレッグキャッチしながらブレイクを選択、ということはボーグとのグラウンドは回避したいという考えか。アウトボクシングできるわけでもないので、結局クリンチへ、それ以降はボーグがかなり優位なポジショニングを継続、パウンドやエルボーも強烈。2Rのスクランブルもスモルカが勝りかけるが結局ボーグ。ここまで差がつくとは思わなかった。印象としてはスクランブルでの瞬間出力がことごとくボーグに劣ってしまう印象。また、どうしてもスモルカは下を好んでしまう傾向があるか。
スモルカのような長身をコントロールし続けるのは消耗すると思ったけど、5Rあったとしてもボーグが逃げ切ったかな。スモルカ、得意のスクランブルでも完敗。これで連敗、打撃の遅いスモルカはこれで今後がきつくなってきた。
逆にボーグはスコギンズにやられたが見事に復帰。スモルカはレスリングがあまり強くなかったので得意のグラウンド戦をたっぷり披露できた。打撃も緻密ではないが素晴らしい速度でパワフル。フライ級でプロスペクトが復活。
win ニール・マグニー VS ジョニー・ヘンドリクス
今日のジョニーは反応が良い。ローもストレートもステップインも悪くない。マグニーはワンツーサークリング、ミドルキックなど悪くないが、ステップインへの対処が直線的に下がってしまう。こうなると左ストレート被弾のリスクもあり、そもそもジョニーがクリンチを仕掛けるのがそこまで難しくない。マグニーはガステラムのレスリングへ対処はしているがジョニーへのレスリング対処は難しい。ジョニーはマグニーの手足の長さなどものともしなかったよう。
戦前の予想ではマグニーのような選手をグラウンドでコントロールするのはできるにしろ難しいと考えた。確かにジョニーは疲れていたが、3Rではジョニーがテイクダウンは最後まで成功していたな。ジョニーは組みつくのが難しくなかった分、やりやすい試合だったと思う。しかしやはり相対的には後れを取ってきたか。最近はトップとってもパウンドしないとポイントならないな、ジョニーもっと打たないと。
マグニーはトップキープされてもスタンディングのダメージとグラウンドボトムからのダメージが評価された。毎回これが出来ればいいけど、上を目指すならマグニーもまた自分からテイクダウンしていかないと。
win アントニオ・カルロス・ジュニア VS マービン・ベットーリ
オーソドックスのカルロスのリーチが長くストレートが綺麗。サウスポーのベットーリはアマチュアボクシングもできるようだが、入りにくそう。指を開きながら相手に突き出す両者、お互い目に入る。これは新ルールで禁止になるが、2017年からだっただろうか? ケージレスリングではカルロスが大体勝るが、トップキープからうまく攻められない。逆にベットーリは2Rテイクダウンからトップを効果的に攻めた。逆にここでガスを使ってしまったベットーリ。この試合はカーディオの差だったか。
それにしてもベットーリはやはり組みつかれないように戦うべきだったし、オフェンシブなテイクダウンとガスを用意しないときついな。カルロスはカルロスで組みつきたいなら組み付けるような打撃が必要。テイクダウンがもう少し強ければ実力が一段あがりそうだがいかに。また2017年からの新ルールでは2Rのトップキープ&パウンドで10-8がつくようになったりするのだろうか? 2017年は少々判定があれそう、注意。
win アレックス・ガルシア VS マイク・パイル
パイルは反応があまりよくないにしろ、長いリーチでジャブとローで良いプレッシャーを掛けてた。ガルシアがグラウンドトップをとっても落ち着いてパイルはエスケープ。ガルシアは良く動いて振り回すにしろ、徐々に消耗しはじめたようにも見えていたのだが。。。
ガルシアがパイルのローに右フックを合わせると、顎にもろにヒット。1R数分、体が硬直する失神KO負け。パイルは打たれ弱いというよりもう打撃が見えないんではないかな。加齢すると本当に反応が悪くなるような気がする。話は少々変わるがステロイドというのは筋量だけでなく運動神経や反応もよくなるのだろうか? ステロイドで全盛期を維持できる印象があるので、反応すらよくなるのでは、と思う。
ガルシアはカーディオに少々不安があるな。打撃の距離感もよくはない。ただパワーがある。
ブランドン・ザッチ VS ニコ・プライス win
ザッチは体格に恵まれながらリーチを生かせず、パワーもあるのにクリンチやグラウンドもあまりうまくない。プライスは普通に前に出て殴って、普通にクリンチを仕掛けテイクダウンできてしまう。ザッチはプライスからクリンチでバックを取りながら、簡単に戻されるほど。テイクダウンしたあとは、プライスがパスガード、肩固め、スクランブルからRNC、最後は再び肩固め。ザッチはタップ。ザッチの良かった点はアームロックを取りかけた点。
ザッチはもうだめかな、成長していない。もしかしたら向いてないのかも知れない。UFCデビューのファイターに負けるようではもうリリースか。試合動画を見た限りプライスは打撃があまりうまくなかったので、ザッチ予想だった。そのプライスに関してはKOが多いパンチャーかと思いきや、グラウンドの方がいいのかも知れない。試合後に柔術茶帯を取得。日本の色帯とは全然違う、グラウンダーよりのオールラウンダーとして情報修正。
ティム・ミーンズ VS アレックス・オリヴェイラ
意外とミーンズが丁寧な戦い方よりもラフに前に出る展開。がっちり組まれてもテイクダウンでもグラウンドでもミーンズが勝る。ポッドキャストで話した内容と全然違う、結構予想外。やはりオリヴェイラのような選手は自分より背やリーチが長い選手には迫力がない印象。キックもパンチも思い切りがよかったが、同体格以上の選手にはあっけなくコントロールされていた。セラーニしかり。
決着はグラウンドで上になったミーンズ、立ち上がろうとするオリヴェイラの頭部への膝。しかしオリベイラは片膝がついた状態。つまり反則攻撃。オリベイラは続行不能、開始不能でノーコンテストへ。
しかしツイッター上ではUFC関係者が反則ではないなどの発言もし、新ルールで両足の裏と片手がマットについた状態でのサッカーボールキックはあり。これと膝をついた状態を三点ポジションと、ミーンズが誤解し膝を放ったよう。ちゃんとルールは分かりやすくしておいて。ファンも見ていて混乱する。
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ガーブラントは結構相手の動きを見て細かく距離を取る印象もあり、その為にかえってクルーズに敗れるのではと思っていましたが、怪物でしたねえ。やや不確定要素だったディフェンス面も超一流でした。打撃はともかく、TDDは苦労するかと思ったんですけどね。
TJがインタビューでガーブラントにとってワーストマッチアップだと語っているのを読んでいたので、1Rの時点で話が違うよ!って感じでした(笑)。クルーズは不本意にも顎の能力を示してしまいましたね……。
ロンダに関しては、HYPEが収まって帰ってくる頃が狙い目だとずっと思っていたんですが、ああいう結果になりましたね。敗戦したことも良い影響をもたらすのではと踏んでいたので残念です。さすがに無策に見えちゃいましたね。
UFC200の時も思ったのですが、女子のタイトルマッチをメインにして裏目を引いてますね。寂しい幕切れでした。
パウンドアウトは年の終わりにきっちり勝負強さを発揮ということで、おめでとうございます。お見それしました。
naoさんが仰っているように、以前は女子MMAが成長過渡期だったからロンダが一強だったわけで、これも女子MMAの進化の結果といえると思います。
レベルが上がっているのは嬉しいですが、あの憎たらしいまでの強さを誇っていたロンダを知っている身としては悲しいものがありますね。
次にコメインですが、待ちに徹したガーブラントのディフェンスとカウンターが光りましたね。クルーズの変則的な攻めをものともせずにあれだけパンチをぶち当てられるとは・・・ 動体視力、反応、ハンドスピードがとんでもないです。
クルーズは完全にアジャストされてしまってましたね、変則的な打撃は時折当たるものの、その多くを躱される上に、カウンターをもらいダメージ交換は不利、しかもダウンのおまけつき。 お得意のレベルチェンジのタックルも、ガーブラントが迂闊に飛び込んでこないために機能せず。
あれだけ盤石だったクルーズのスタイルがあっさりと崩れてしまいただただ驚き。クルーズはどうするべきだったんでしょうかね?
さてほんとはメイン2試合だけのつもりでしたが、おまけで私の大好きなディラショーの試合の感想をば。
リネカーは変則的なディラショーに対して、メインのガーブラントのように待ちに徹したカウンターを狙っていたようですが、作戦自体は悪くなかったでしょう。正直リネカーのパンチの危険度は相当なものがありましたし、クリーンヒットを許せばタフなディラショーとて耐えられないはず。
しかし、リネカーのパンチの危険を肌で感じたディラショーが選択したレベルチェンジはとてつもなく、弾丸のようなタックルでリネカーを転がし、そのままトップキープ+強力なパウンドという見事なグラウンドゲーム。ディラショーのグラウンドを久々に見ましたがとんでもなく強いですね、打撃で危うしとみるや、得意の打撃を捨てて潔くタックルに行く姿勢はとてもクレバーです。
ディラショーはクルーズ、アスンサオと戦ったことで、待ち主体のカウンターファイターへの対処がだいぶ上手くなりましたね、成長を見るにやっぱりまだまだ王座を狙える選手だと思います。
対するリネカーもパンチの回転、パワー、爆発力に関しては、明らかに階級に見合わぬ強力なもので、打撃のスペシャリストのディラショーに、タックルを選択させたのは驚きましたが
、やはり完成度が違いましたね。待ちに徹した作戦も、あれだけ転がされてしまえば無意味に近いです。ただ本当にパンチは凄いと思うので、それを中心にもっと上手く試合を組み立てられるようになれば面白いと思います。
あけましておめでとうございます。
スコット氏がTKOされるのは珍しいんじゃないでしょうか。私もガーブラントが距離取ったらドミニクかと思ったんですが、違いましたね。テイクダウンディフェンスきっちり防いだのが大きいんでしょうが。とにかくTDDが本当によかったと思います。
TJそんなこと言ってたんですね〜、元チームメイトの見立てとは違ったんですね。クルーズ確かに打たれ強かったです。
ロンダは自分が思ったより悪かったです。あれはあがっていたんでしょうか? あそこまでディフェンス悪かったかなぁという印象です。こっから這い上がる根性があるならすごいと思いますが、どうなんでしょうか。
>おめでとうございます。お見それしました。
ありがとうございます。しかし、お見それとはとんでもないです。運が良かったのでほっとしました。今年もよろしくお願いします。
やはりMMA進化の結果なんでしょうか。あの最強具合はすごかったですね、ヒョードルやタイソンを見ているようでしたから。本当に寂しいです。
そうですよね、変則的な攻めだからみな反応できないんですよね。ガーブラントはテイクダウンを見て反応できるっていうのがすごいです。そうなると結構「散らし」の色の強いクルーズの打撃は大振り気味ですから、後半は慣れて簡単に回避してましたね。
>クルーズはどうするべきだったんでしょうかね?
見返したんですが、やっぱり深く踏み込むとガーブラントのカウンターもらってました。リーチの長いジャブと、カウンターを警戒しながらのローで距離を取りまくって、大きなステップインを誘発させるべきでしたかね。そうするとテイクダウンとうまく回ったかも知れません。
あるいはそれが出来なかったから、ポイントを取りに踏み込んでいったのか。クルーズにとってちょっと難しい試合でしたね。
ディラショーちゃんとわかってますよね!
距離取られたらキックを散らしてみる、キャッチされたらジャブ以上踏み込まず。対応される前にレベルチェンジ。おっしゃる通り本当にクレバーだと思います。クルーズと再選したらディラショーだと思わせました。
リネカーはクルーズディラショーは相性悪そうですよね。むしろガーブラントやアウメイダみたいなファイターとやるのが面白そうです。
ステップはまねできない技術とか言われていましたが。
ハードヒットがなくベンヘンをテクニカルに見せているだけのようなものだと思っていました。
サッカーでいえばフィニッシュの弱いハイレベルのポゼッションというべきか。
サイズで劣っていれば必然的に攻めざるを得ずポイントアウトされてしまいますが
リーチさほどないとはいえガーブランドに通用するか?
攻撃力の差でガーブランド優位というのが簡単な見立てでした。
ロンダに関しては予想まるはずれもありますが
本気でやる気あったのかといいたくなりましたね。
何度も繰り返されてきたMMAの進化論ですが
自分はロンダの劣化のほうが大きかったと思います。
いい時のロンダなら勝てたとは言えませんが
この敗戦は酷すぎだと思いました。
これからの人生、自身の商品価値を考えると王者としての意地は最低限みせてくれると思ったのですが。
おまけサフィジーヌは勝ったと思ったのですが手数の少なさが判定に響いたのか?
ドンヒョンホームならこの判定もありだとは思いますが。
そして問題のカウボーイは図々しくもノーコン要求。
図々しい点だけは当たってしまいました。
クルーズは回避力とレベルチェンジとドリルが真骨頂ですからね。そのためのステップなんでしょうが、ガーブラントやディラショーのようなテイクダウンディフェンスとアジリティを前にすると難しくなってきます。
確かに決定力には乏しい印象はあります。自分はむしろとびぬけた運動神経の無い選手が工夫して編み出したスタイルに見えます。
おっしゃるとおり、ガーブラントの優位は試合中大きくクルーズに傾くことはなかったですね。試合後の記者会見をomaski blogさんで拝読しましたが、クルーズ気合い入ってましたよ。笑。ありゃやる気ですね。
ロンダ劣化しちゃったんですかね? その可能性も考えているんですよね。なんだか前進に迷いがあったようにも思います。攻撃は最大の防御といいますが、攻撃しているとき相手に反撃の隙を与えさえしなければ防御技術もいらないんですよね。そういう意味でホルム戦以前のロンダなら、確かにもう少しヌネスに対して単純に攻撃をもっと仕掛けて攻撃機会のシェアを奪えたような気もします。寂しいですね。
自分もサフィジーヌ勝利だと思いました。印象値って難しいですよね。ドンヒョンくらいの速度でどんどん前に出るとアウトファイトするサフィジーヌが嫌がっていて、あたかもドンヒョンが試合のペースを作っているように見える感じしませんか? ただ30-27のジャッジもいたので、あれは裁く人変わってたら結果変わってましたね。
カウボーイは、、、なんで両手をあげる必要あったんでしょうか。膝をついた状態ならそもそもがヘッドキック来ないので手を地面につけてバランスとった方がよさそうなもんですが。なぜか手を付けていたら来ないはずなのに両手をあげてミーンズも蹴ってしまうという。しかもノーコンテストのドタバタ。妙な試合でした。