UFC 205 11月13日(sun)
ライト級 チャンピオン・シップ 5分5R
「(2.150)エディ・アルバレス VS コナー・マクレガー(1.775)」(11/11 現オッズ)
UFCとBELLATORの王者二冠を達成したエディ・アルバレス。これに挑戦するのはひとつ下の階級の王者であり、今やUFCのアイコンとなりつつあるコナー・マクレガー。
コナー・マクレガーはUFC史上最強のパンチ・カウンターを誇るストライカー。この左ストレートを回避できたものはまだいない。迎え撃つエディ・アルバレスはマクレガーの打撃を根本から封じ込めるのに十分なレベルのレスリング&ボクシングを持ち合わせる。
単純な打撃力を競った場合、コナー・マクレガーを上回るものはエディ・アルバレスを含め、存在しない。
勝敗の分岐点は、エディ・アルバレスのテイクダウンの成功度。マクレガーとしてはアルバレスのこのテイクダウンをどのように攻略するのかが注目点となる。
アルバレスのテイクダウンの成功度による勝敗の分岐点の想定
マクレガーの勝利
↑
テイクダウン・トライをできない
↑
テイクダウンをトライしてもマクレガーが背中をつけない
↑
ケージ・レスリングを維持できるが、膠着する
↑
テイクダウンをしても1分以上トップを維持できないor膠着する
↑
--------- 勝敗分岐の想定ボーダー ---------
↓
テイクダウンを1ラウンドに平均2回以上成功させる
↓
ケージ・レスリングを継続し、効果的にマクレガーを殴れる
↓
テイクダウンをし、トップを維持しながら効果的にマクレガーを殴れる
↓
アルバレスの勝利
マクレガーの勝利
↑
テイクダウン・トライをできない
↑
テイクダウンをトライしてもマクレガーが背中をつけない
↑
ケージ・レスリングを維持できるが、膠着する
↑
テイクダウンをしても1分以上トップを維持できないor膠着する
↑
--------- 勝敗分岐の想定ボーダー ---------
↓
テイクダウンを1ラウンドに平均2回以上成功させる
↓
ケージ・レスリングを継続し、効果的にマクレガーを殴れる
↓
テイクダウンをし、トップを維持しながら効果的にマクレガーを殴れる
↓
アルバレスの勝利
アルバレスの勝利ルートは
(1)グラウンドorケージでのオフェンスで能動的にマクレガーを消耗させる
(2)防御をレスリングに傾注(要テイクダウン)させ、マクレガーの打撃力を下げる
(3)猛攻に耐え、時間経過とともに、受動的にマクレガーの消耗を待つ
要はレスリングで削るか、レスリングで削り切れなくともレスリングの攻撃を生かし打撃で削るか、受動的にマクレガーの体力切れを待つか。
ただタックルやクリンチを仕掛けるにも、打撃戦においてある程度主導権のシェアを奪わなければテイクダウンの成功率はあがらないわけで、テイクダウントライも無駄なガスだしディフェンスの成功は相手がリズムに乗ってしまう。
アルバレスが一度クリンチ以内の距離に持ち込めばマクレガーは、アンデウソン・シウバやスティーブン・トンプソンと違い少し膂力に不安がある。クリンチやスクランブルについてはアルバレスに大きな軍配があがりそうで、打撃については当然マクレガー。
打撃のフェイズとクリンチ以内のフェイズで両者の優劣が急激に入れ替わる、目まぐるしい展開となりそう。
マクレガーの左ストレートへの、アルバレスの攻略度が勝敗を決める大きな分岐
簡単にテイクダウンを取れるようならマクレガーはタックルに傾注するため、アルバレスの打撃が活きてしまう。また、テイクダウンに時間がかかろうが、グラウンドから速やかにエスケープできなければやはり被テイクダウンのリスクは上がるのでアルバレスの打撃が活きてしまう。
やはりマクレガーはレスラーにとって良いカタチでクリンチやレスリングを仕掛けさせてはいけない。そのためストライカーは相手より高度なディフェンスと素早い打撃で、自分の打撃だけが届く安全圏を維持しながら戦う必要がある。ストライカーの宿命かも知れないが、そもそも打撃で圧倒的有利を維持しなければならない。
マクレガーのリーチは非常に長く、相手の打撃圏に踏み込まず戦うことが可能。しかし、アルバレスはこの長い打撃をかいくぐり、クリンチやレスリングを仕掛けてくる。マクレガーここで、アルバレスのテイクダウン成功率の上がる近距離以内から、テイクダウン成功率の低い長距離以上へ相手を撥ね返す必要がある。膂力の強いワンダーボーイなどは、相撲が強いのでクリンチでもこれを跳ねのけられるが、マクレガーはここに不安があるためストライカーらしく打撃で撥ね返さなければならない。
ここはマクレガーの左ストレートのカウンターが強力で、安易に踏み込めばジョゼ・アルドのようにKO負けのリスクが高まる。アルバレスはこの左ストレートさえ攻略すれば、クリンチ以降はほぼドミネートできる印象。ただしこの左ストレートを攻略したものが少なく、アルバレスからするとこの試合の最難関。
アルバレスは中間距離で簡単に主導権を渡すファイターではない。前アンジョス戦やペティス戦、メレンデス戦でもアルバレスを打撃で支配するのは中々難しい。過去には、ジャブを中心とした長いリーチで、ドナルド・セラーニがこれを達成している。前アンジョス戦は中間距離の打撃で勝ったが、ほかのUFCの試合ではかなり大きな被弾をしつつ、必死でレスリングに持ち込んだ印象がある。
アルバレスのボクシングは攻守ともに丁寧な軌道とラフな打撃で退かないハートを持っているが、マクレガーはジャブですら、おそらくジャブのフェイントですら左ストレートのカウンターを合わす技術を持っている。
この左ストレートの攻略はアルバレスには難しいだろうというのがパウンド・アウトの見解。打撃の交換をそこそこにさっさとタックルへ行き密着戦のカタチにするのがベター。これは身体の大きいファイターならできるが、残念ながら一階級下のマクレガーの方が大きい。
ただしタックルに入るタイミングに関して、ここはアルバレスが素晴らしいものを持っている。さらにはしつこくテイクダウンを狙ってくるだろう。マクレガーもまた、アルバレスからただの一回のテイクダウンも許さないことは難しいと考える。
まとめ
マクレガーの左ストレート、アルバレスのテイクダウン、この最重要カードは互いが互いに回避が不可能。 左ストレートを当てたり、テイクダウンしたり、という展開を予想。
そこでこれらのカードを切ることのできる頻度とこの攻撃の殺傷能力が高い方が有利だと考える。
過去、マクレガーはディアスに対し左ストレートで仕留めきれずに窮地へ。アルバレスがマクレガーの左ストレートで倒れることがないのなら、アルバレスが勝利する可能性が高い。しかしマクレガーがもともとKOできないファイターというのは、自分より身長の高いファイター。上方向へ体重を乗せるのが難しく、意外とそういう些細なことが勝敗に大きく影響している印象を受ける。
一方アルバレスが一度のテイクダウンでマクレガーに致命的なダメージを与える方が難しいと考える。しかし、攻撃精度の落ちる終盤では、マクレガーの左ストレートよりアルバレスのテイクダウンがより効果的な攻撃となると予想。
・・・と、正直今回の試合は非常に難しい。
自分もこの記事を書きながら中断しては考え、今朝はマクレガーとアルバレスの身長差を見てマクレガーが勝つだろうとツイート。しかし、再度この記事を書きながらアルバレスが序盤をしのぎ切ればマクレガーが勝てなくなるだろうとも考え直す。そもそもストライカーがレスラーに勝つこと自体が難しい。
結局先ほどマクレガーのオッズが上がりベットを確定、やはりコナー・マクレガーの勝利予想を明言しよう。
アルバレスはマクレガーの左ストレートは攻略できない、被弾すると考える。そしてそれはアルバレスがテイクダウンでマクレガーを消耗させるより早く訪れるし、アルバレスはその左ストレートに耐えられないと予想する。
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正直まだアルバレスの事を過小評価している部分はあります。レス力もそこまで高いとは思っていないので、自然マクレガーの勝ち筋が多いのかなという予想です。計算しづらいのはアルバレスの打たれ強さと、やはりライト級でのマクレガーのスタミナですかね。自分はアルバレスは十分失神し得ると思っていますが、キャリアではほぼ皆無です。どうなりますかね。楽しみです。
存外にライト級マクレガーの仕上がりがいい
身長リーチでマクレガーが上回る
逆にマクレガーはライトで組まれた場合
どれくらいテイクダウンディフェンスが機能するか
自分はアルバレルです
ヌルマゴVSMJはどうですかね?
自分はMJいけると思います
答えなかなかでないですよね。^^;
私も昨日マクレガー勝利を明言したばかりながら、試合が迫るにつれアルバレスのテイクダウンはもっと楽に決まるのではないかと考えるようになってきています。
スコットコーカーさんがおっしゃるようにアルバレスのレスリング力はペティスをテイクダウンできたわけではないですが、マクレガーのテイクダウンディフェンスもまた高く評価しにくいです。笑
アルバレスの強さはおそらくレスリングやボクシングよりもハートやスタミナ含む戦術の遂行能力という印象が強くなってきました。
アルバレスの打たれ強さ、マクレガーの威力。。。やっぱ全然わからないですが、とにかく楽しみですね。
アルバレスですか!
すごく意見割れてますよね。オッズもアルバレスが下がってほとんどイーブンです。人気を差し引くと下馬評でアルバレスが有利かな、とも思えます。
ヌルマゴVSMJはMJにベット済です。MJは組ませないファイターだと思いますので。