ブックメーカーのはじめ方はこちら
ブックメーカーとは? こちら
こちらのページでは、
(1)マックスベットの規制について
(2)アービトラージ(※裁定取引)は儲かるか?
(3)八百長問題について
以上、3つについて紹介いたします。
-----------------
(1)マックスベット規制について
ブックメーカーは営利団体ですので、顧客としてふさわしくない方を利用者を好みません。同じ試合に何度も追加でベットしたり、※裁定取引(アービトラージ:下方参照)を狙い1円単位まで小さく計算された金額をベットしたり、そのうえ(スポーツなどの)ジャンルを問わず無造作なベットに参加する利用者を好みません。レストランのドレスコードやマナーのようなものだと考えましょう。
あくまで普通にベットに参加し遊んでいる限り、そういった規制はないでしょう。単純な予想力以外で、ブックメーカーのシステムの弱点を突くように儲けよう、などと考えたものは多くいるでしょう。これらはすべて対策済、同じようなことをすれば店(ブックメーカー)からはじき出されると考えて頂いて差し支えないでしょう。
純粋に勝ちそうな方、応援する方のベット票を買い、結果なり試合観戦を楽しみましょう。
(2)アービトラージ(※裁定取引)は儲かるか?
結論から言うと、儲かりません。
裁定取引とは、ある賭け( 例: A VS B )に関して必ず儲けの出るようにベットする取引のことを言います。この A : B のオッズが、ブックメーカーα社では1.7 : 2.1、ブックメーカーβ社では2.2:1.6だったとしましょう。こういうことは稀にあります。
α社ではBに、β社ではAに、それぞれ同額を賭けるとどちらかが勝ってもかならず儲けが出るというものです。
これを儲からないと言い切る理由についてですが、消費者がアービトラージを狙っているかどうか、企業側が利用者の賭け方で推測できる為です。
アービトラージを狙える状況はさほど多くありません。オッズによっては賭け金を1円単位(例:¥13,587など)まで細かく計算・設定する必要があります。まずこの数字がどこから出たのか疑われます。さらにこれを切り上げ、切り捨てるなどして賭けたとしましょう。アービドラージ以外、普段からブックメーカーに参加している場合、普段よりベット高を大きく上げないと儲けは出ません。いつも自分の遊んでいるスポーツならまだしも、ほかのジャンルのものへ突然大きく張ったとき、企業が他社のオッズを調べてアービドラージが成立するならこれもまた疑わしいでしょう。
アービトラージの利益はベット高に対して少ないので、万が一ベットしたふたつの内ひとつの不正ベットが見抜かれ無効処理された場合、大きなベットのリスクを負うこととなります。こういう事態では、アービトラージで得た利益などはすぐに帳消しとなるでしょう。
アービトラージはブックメーカーの醍醐味ではありません。リスクヘッジや利益確定のスキルは、一朝一夕で得られるものではないと思います。むしろ純粋な予想力や、試合観戦のスパイス、宝くじを買うような感覚で楽しむことをおススメします。
(3)八百長問題について
まず、ブックメーカー側が八百長を仕組むことはありえないでしょう。
賭けにおける八百長とは、首謀者が賭けの対象に金銭などの賄賂を渡し、試合の勝敗を操作しようというすることです。首謀者は八百長を持ちかけ、故意に負けるよう仕組んだ選手と競う、相手選手の勝利にベットし、不当に金銭を得ようという目論見ます。
この問題はよく取沙汰されますが、優良サービスの提供を目指す企業たるもの、そもそも健全でないと利用者がいなくなり会社が倒産します。信頼のある企業は、常に利用者の味方であると考えられます。
ブックメーカーにおいて、オッズ=倍率を決定する会社の人間を、オッズメーカーと言います。オッズメーカーは過去のデータに基づき、還元率を95.5%に設定しながらも、利用者がたくさん販売でき、かつ会社に不利益にならないようなオッズをつけています。
実力や人気が拮抗している選手同士が競う場合、オッズは1.91倍同士となるのが通常(ウィリアム・ヒルでは)です。この片方の選手に明らかに大きな賭けがあった場合、これを不審とし、調査がなされます。この上で、八百の懸念される賭けを無効化したり、最大入金額を規制したりと、自身の企業とその利用者を積極的に守ろうとします。