ブックメーカーのはじめ方はこちら
このページでは、日本国内において海外ブックメーカーで遊ぶことに当たって、ブックメーカーとはなんなのか、という点から、懸念材料や安全性についての基礎知識を紹介いたします。
以下の順に紹介いたします。
1)ブックメーカーとは?
2)ブックメーカーで遊べる内容とは?
3)ブックメーカーで遊ぶリスクは?
4)ブックメーカーで遊ぶ利点とは?
ほか、注意点。
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1) ブックメーカーとは?
簡単に説明すると、競技(スポーツ)やコンテストなどに関して、お客様の予想する結果に対して金銭を賭け、的中すると配当がもらえる海外企業の遊戯娯楽サービスの事を指します。
日本においては国営ギャンブルに「宝くじ」「TOTO」「競馬」などがありますが、簡単に言うとサービス内容はそれらと一致するギャンブル娯楽のサービスと考えていいでしょう。
ブックメーカーの発祥国イギリスでは、民営企業が70年ほど前から政府公認のサービスを展開しはじめました。ここから、ブックメーカーは伝統のあるサービスと言えます。その起源は西暦1800年より以前から、競馬場においてサービスを行っていました。日本国においても競馬が盛んですが、流れとしてはそのサービスの延長と考えて差し支えはないでしょう。
例えば馬券は通常馬券場で買うものですが、今日では日本においてもインターネットを通じてPCやスマホからオンラインで馬券を買えるようになりました。
同様に現在、ブックメーカーにおいてもオンラインで色々なスポーツなどの賭けが行えるようになっています。海外の企業らがブックメーカーのオンライン・サービスを開始したのはおよそ2000年代からと言われています。
日本語に対応したサービスを展開する企業も多く、日本からブックメーカーに参加することは簡単となっています。
2)ブックメーカーで遊べる内容とは?
ブックメーカーの展開するサービスはその企業によって異なります。ここでは、最も長い伝統と信頼を持つと言われる、イギリスはロンドン証券取引所への上場企業ウィリアム・ヒルを例に紹介してみましょう。
ウィリアム・ヒルは、オッズの良さ、賭け方の種類の多さ、日本語対応の充実性から、初心者におススメできる企業です。イギリスに行った友人によると、日本の飲食店でいうちょうど「サブウェイ」と同じくらいの感覚で、よく店舗を見かけると聞きました(従業員数なんと16,000人)。
さて、このウィリアム・ヒルにはポーカーやルーレットなどのゲームで遊べるオンライン・カジノ(あまり推奨できませんが)から主要国大統領選まで、さまざまな賭けの対象があります。ここではスポーツの賭けに関して紹介しましょう。
対象のスポーツは
・総合格闘技 = MMA : UFC、一部RIZINなど
・サッカー : ユーロ、リーガエスパニョーラ、ワールドカップなど
・野球 : メジャーリーグ、日本プロ野球ほか
・ボクシング : 世界タイトルマッチ(日本の王者含む)
ほか、バスケット(NBAなど)etc.
他にも、五郎丸選手ら活躍するラグビー、錦織選手の活躍するテニス、ゴルフ、アメフト、海外競馬など、多岐にわたります。・サッカー : ユーロ、リーガエスパニョーラ、ワールドカップなど
・野球 : メジャーリーグ、日本プロ野球ほか
・ボクシング : 世界タイトルマッチ(日本の王者含む)
ほか、バスケット(NBAなど)etc.
応援しているチームや選手に、オッズ=倍率がつき、その選手の勝利(orあらゆる結果)に賭けて的中すれば、配当金が得られます。ウィリアム・ヒルでは10〜100円からでも日本円で賭けに参加できますが、例え少額でも競技観戦の興奮度が増す点がブックメーカーの醍醐味と言えるでしょう。
さらに賭け方も充実していて、単純な勝ち負けの賭けから、何点差で勝つか、何Rで勝つか、KOか判定か、ストレート勝ちか違うのか、2つ以上のチームの勝ち予想での賭けから、長期の賭けでは今年の優勝チームはどこか、MVPは誰か、などなど複雑な予想の種類もカスタマイズ可能です。詳しい賭け方に関しては、今後別の記事で紹介するとしましょう。
単純に予想力の良い方は配当金を多く得やすく、自信のある方は自己の予想力を配当金で証明できるかも知れません。どちらが優れているという水掛け論を友人としたことはありますが、結果は開けてみて分かるもの。予想が的中したとき、友人との予想勝負で得られるものが優越感なら、ブックメーカーで得られるものは配当金。「あの馬が強い、この馬が強い、馬券を買って当たった外れた」競馬と仕組みは同じですね。
また、国内競馬のオッズとブックメーカーのオッズの相違点について。
国内競馬の馬券は投票制で決まり、馬券の販売が終了(レース直前)するまでどの馬券がどれほど売れたかにより、オッズ(倍率)が決定されます。したがって、たくさん購入された馬券のオッズは低く、あまり売れなかった馬券のオッズ(倍率)は高くなります。勝ったときにオッズが高くとも、参加締め切りまでに自分の購入した馬券がたくさん売れれば倍率は下がります。当然、その逆もあります。
ブックメーカーのオッズは投票制でなく、オッズメーカー(倍率を決めるブックメーカー側の人間)が決めます。ブックメーカーのベット票(賭けたという証明書、的中したときの配当金の引換券)のオッズは、購入時に決定されます。オッズメーカーはその売れ行きで、締め切りまでにオッズを随時更新しますので、同じ対象(選手)に賭けたとしてベット票を買っても、購入者のタイミングによってはオッズが違うということがあります。たとえ購入時にオッズが5倍で、のちに2倍に下がったとしても5倍時に購入した方が的中したときの払い戻しは5倍のまま、2倍に下がることはありません。同じベット票の買い足しを行うにしても、初回購入時とのオッズは決定済で、買い足し時のベット票のオッズは買い足し時のものとなります。
3)ブックメーカーで遊ぶリスクは?
気になるのは、日本国からの海外ブックメーカーへの参加について法律的な問題かあるかどうか、という点でしょうか。ここでは、海外企業のサービスである賭けに参加することが日本国内で違法かどうかについてお話します。
現時点での日本の法律では、公営ギャンブル(競馬や宝くじ)以外、賭博を禁止しています(公営ギャンブルも立派な賭博なのですが)。ただしこの法律によると、賭けを売る者(ここで言うブックメーカー企業)、賭けを買う者の両者が日本国内において取引をすると違法になるとのこと。
余談ですが、近年よく取沙汰される違法カジノや野球賭博の問題は、当事者同士が日本国内において取引されていると明確に言えるので、法律違反となります。また、この事業に参加する個人または団体は法律に反している時点で一概に反社会的と言っても過言ではないかと思います。
さて、日本国内から海外のブックメーカーへ参加した場合、問題の焦点は、取引は日本において行われているかどうか? という点になります。これについては取引が国内間で行われているとは限らない為、現在の日本の法律でいうと、日本国内から海外ブックメーカーから賭けを行う行為を裁く法律はありません。よって、日本国内から海外ブックメーカーを利用したものに対する罰則や摘発、逮捕が発生した前例はありません。
ただし、今後オンラインの賭けに関する日本の法律が整備される可能性はなくはありません。現在は事実上の黙認状態で、今後国内において海外ブックメーカーの利用が規制される場合、日本国の法整備のアナウンスに従い国内での利用者は速やかに中止する流れとなるでしょう。
現時点では、ラスベガスへ旅行に行き賭けに参加する程度のものと理解して問題はなさそうです。あるいは今後カジノ法案が通るなり、健全なギャンブルの法整備が進めば、オンライン・ブックメーカーが国内においても栄えるかも知れません。
4)ブックメーカーで遊ぶ利点とは?
反対に、今後数年か数十年かは知り得ませんが、規制される可能性は否定できないことから、ブックメーカーで遊びたいという方は今のうちに楽しむという考え方もアリかも知れません(あるいは国内においてカジノが全面的に解禁するかも知れませんが)。賭けの本質としては、株のトレードや国営ギャンブルである宝くじや競馬となんら変わりないと考えられます。
むしろ国内における違法ギャンブルは論外として、ブックメーカーは安全性に関しても世界的に信頼を獲得してきた企業です。
さらに、ブックメーカーでは自ら賭けの最大額を設定も可能で、入金にも多少の時間(2営業日ほど)がかかる点があるため、これらは衝動買いを防止してくれます。またてら銭(※)の低さなど、利用料金は国内におけるどのギャンブルより安いと言えます。
※てら銭
ギャンブルは、賭けに参加した全員の総額を、的中者に配当するという考え方が基本ですが、公営ギャンブル(競馬や宝くじ)を含むこれらのサービスは、賭けに参加した総額から一部を運営費として抜き、それを的中者に配当するというシステムとなっています。てら銭とはこの運営費を指します。
国内競馬では、賭金総額の25%が運営費として抜かれ、その75%が配当されます。また、日本における宝くじの運営費はクジ券売り上げ総額の50%以上と言われています。当選者に戻るのは半分以下ということになりますね。
ブックメーカーの例として挙げたウィリアム・ヒルでは、賭金総額の4.5%のみをてら銭とし、95.5%を的中者に配当するので、国内ギャンブルに比べ圧倒的に配当率が良いと言えます。利用者の全体的な金銭の消費率は、国営ギャンブルの5分の1程度なので、そういう意味ではきわめて健全ですね。
また、違法野球賭博や違法カジノなどが昨今の問題となっていますが、海外ブックメーカーは自国内の法整備に従い、国の認可を受け、これらのサービスをクリーンに運営しています。わざわざ国内の違法賭博へ参加する必要はないでしょう。健全に整備された信頼できるサービスとして、日本国内のスポーツを対象に賭けに参加することは海外ブックメーカーから可能です。
ライフスタイルに見合った娯楽費で安全に遊ぶことをおススメします。