2016年03月21日

感想ほか UFC Fight Night 85「ハント VS ミア」大会



UFC Fight Night 85「ハント VS ミア」大会

< 感想 4本、ほか >

・アントニオ・カルロス・ジュニア VS ダン・ケリー
・ジェームス・テフナ VS スティーブ・ボッセ
・レスリー・スミス VS 中井りん
・チャド・ラプリーズ VS ロス・ピアソン

・ほか、ハム・ソヒ、アラン・パトリック


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アントニオ・カルロス・ジュニア VS ダン・ケリー

勝者:ダン・ケリー(3R TKO)


ケリー、ホームでの大逆転勝利!
いつもケリーの試合は感動する。

スタンディングでカルロスの距離が長く、苦戦するケリー。

しかも組みついたところでカルロスは柔術が強く、ここでもジリ貧。


ケリーがすごいのは、ここの苦境を受け入れ、それでも前進するという自分のゲームを死守するところ

これで相手を動かし、どれだけ被弾してポイントを取られても確実に相手を削っていった。

自分ができることがなにか、着実に着実に積み重ねる姿に心を打たれる。


3R、相手のガスが尽きるや機を伺ったら一気にテイクダウン。

残りは3分。判定まで行けば負けは必至。

一本かKOで決めるしかなく、選択肢は残り時間を考慮して

・パウンドの連打
・サブミッションの組み立て
・立ち上がって打撃戦でKO

ここでケリーが選択したのはパウンドの連打

マジでクレバーだと思った。
残りのガスは残しておいても意味がない。

動くガスのない相手にパウンドを打ち込めばレフェリーが止めることを知っているかのように定位置を守りながら殴り続ける。

ケリーが強いのはここだよな、と思う。


パワフルだが粗っぽい若い選手を、知恵とハートで年老いた選手が逆転する神試合。

俺好みのもの。

完賞。ごっそさん。



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ジェームス・テフナ VS スティーブ・ボッセ

勝者:スティーブ・ボッセ(1R KO)


とにかくボッセの前試合の印象が悪すぎた。

ガードも上げず、ステップもなく、ヘッドムーブもなかったため、テイクダウンもパンチも防げないだろうというのが戦前の予想。

今回ボッセはある程度頭が動いてた。


あとはテフナが悪すぎた
あそこまでテイクダウンに行けないとは。

ディフェンスが非常にまずかったな。


余裕でテフナが勝つと思ったので唖然としてしまった試合。

しかしボッセのパンチ力は異常。腰も回りきってなければ体勢も悪い。


ただ、肩が本当にきっちり入っている。

強いパンチを打つことに関して言えば、めちゃくちゃうまいと認めざるを得ない。



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レスリー・スミス VS 中井りん

勝者:レスリー・スミス(判定 3-0)


戦前の予想では、自分は中井がスミスを確実にテイクダウンしコントロールできると思っていた。

しかし、成功率が低すぎた。。。

もう少しいけると思ったんだが、体格の差は如何ともし難いか。


間違いなくストロー級が適正だろう。それでも小さい方だ。
スミスからテイクダウンしてコントロールを取れないのであれば、UFCでは現時点で通用しないことが証明されてしまった。

悔しいが。


ただの観戦者なので忌憚なく発言させてもらうが、コーチの指示がクソ

「組みつけ」「殴れ」

こんな指示がこの世にまだったのか?

中井りんは鉄人28号か。


それって「試合に勝て」と叫んでいるようなもの。

選手が俯瞰できないのを代行し伝えるのがコーチの役目だろう。

中井りんは十分に組みつき殴ろうとしている。


中井の意図とは反するかも知れないが、この連呼の中、黙って戦う中井りんを自分は労いたい。



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チャド・ラプリーズ VS ロス・ピアソン

勝者:ロス・ピアソン(判定 2-1)


多少判定の難しい試合だったとは思う。

自分はアドバンシングやダメージで明らかにピアソンだと思う。


ガードの上からのヒッティングが目立ったので、印象でラプリーズが選ばれそうだと思ったが、今回の大会を見ているとオーストラリアの審判は信頼できそうだと思った。


まずジャブの差し合いとローではピアソン。

ヘッドがよくムーブし、カウンターなどの動きをみると、ピアソンってやはりただものじゃないと思う。


対するラプリーズはリーチがやはり長いので、右ストレートが生命線だった。

ほとんど拮抗する試合だったから、どちらもテイクダウンのトライを一発入れればいいのにと思いはしたが、これはもう選手の嗜好なのだろう。


お互いにとにかうスタンディングで闘いたかったのだと思う。


ピアソンももう36歳だが、できればフェザーで見たい



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ほか、ハム・ソヒ、アラン・パトリック


ソヒは判定3-0でベク・ローリングスに負け。

予想通り打撃の試合とはなったが、途中転んだりしたのが良くない。

あと相手の打撃もめちゃくちゃよかった。ここまで良い印象はなかったな。
分かってはいたが、これまた身長差がきつかった


アラン・パトリックはすごく強いのだが、とにかく粗い。

リーチも打撃もテイクダウンも良いのだが、タックルへ行って自らボトムへなるあたり、非常にあぶなっかしい。

ただ、3Rの試合運びを見ていると、やるべきことは重々に承知のようだとは感じる。
カーディオが良いのが強さの裏付けかな。



posted by nao_mma_ymt at 15:00 | Comment(2) | 試合感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ケリーいい選手ですねぇ。スキルを一つ一つ見ていけばカルロスの方が断然良いのですが、どれだけ圧倒されてもひたすらに仕掛け続けて勝利をもぎ取りました。3ラウンド目の離れ際の蹴り上げから、一気にプレッシャーをかけて詰め寄った所に逃げ腰のタックル、それを切ってトップを取りパウンドアウト。前に出続けることで相手を精神的に消耗させ、選択肢を狭めてチャンスを逃さず試合を終わらせました。こういうメンタリティーで逆境を覆す選手はグッときます。

中井は勝ててた試合を落としました。というかあっちはチームで戦ってるのに中井は一人どころかセコンド陣が足を引っ張っているんですから勝てる訳がありません。スタンドでもそれなりにやり合えていたし、トップキープも安定はしていたので戦術次第では普通に勝てたはずです。いやもう、結構腹に据えかねます。
Posted by 単騎 at 2016年03月22日 20:21
>単騎さん

>ケリーいい選手
>3ラウンド目の離れ際の蹴り上げから、一気にプレッシャーをかけて詰め寄った所に逃げ腰のタックル、それを切ってトップを取りパウンドアウト。

見事に勝負所を嗅ぎ分けてますよね。
逃げ腰のタックルは弱ってるサインと取れますが、オクタゴンは本当に逃げ場がないと思います。

迎撃なきアウトボックスなし、という感じです。


>中井は勝ててた試合
>スタンドでもそれなりにやり合えていたし、トップキープも安定はしていた
>戦術次第では普通に勝てたはず

自分もスタッツ見返したら思いのほかよかったですね。
打撃もトップキープも明確に落としてたのは3Rだけですし。
コーチがミーシャ戦のあとにさわいだのでUFCに嫌われたんでしょうね。

もうUFCには出ないそうですが、逸材だっただけに本当に残念です。
Posted by nao at 2016年03月25日 12:29
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