2015年05月05日

勝敗予想 ミオシッチ VS ハント 5/9 UFC Fight Night 65 第12試合

2015 5/9(Sut)
UFC Fight Night 65

第12試合 ヘビー級 ワンマッチ
スティペ・ミオシッチ VS マーク・ハント 勝敗予想

 非常に拙い考察ですが、ご了承ください。


0.大まかな展開予想と、ポイント


 両者はヘビー級を代表するストライカーであり、パンチを主力として用います。

 ミオシッチはテイクダウンで優位性を発揮しそうですが、序盤、ハントの体力が続くうちはテイクダウンをある程度回避するでしょうから、パンチでどちらが主導権を得るかがポイントとなっていきそうです。


1.基本情報



1) スティペ・ミオシッチ
・年齢 : 32歳
・チーム : ストロング・スタイル・ファイトチーム
・身長 : 193cm
・体重 : 111kg
・勝数 : 12勝 ( KO8、関節1、判定3 )
・負数 : 2敗 ( KO1、判定1 )

 前戦は、去年12月にジュニオール・ドス・サントスと5R判定で敗れています。
 サントスの動きが悪い反面、ミオシッチが素晴らしい動きを見せ肉迫しますが、惜しくも判定負け。

 そのほかの負けは、2012年9月のステファン・シュトルーフにKO負けのみ。足を踏み外した直後にパンチを受けました。

 ヘビー級を代表するストライカー。


2) マーク・ハント
・年齢 : 41歳
・チーム : アメリカン・トップ・チーム / ジャクソン−ウィンクMMA
・身長 : 178cm
・体重 : 119kg
・勝数 : 10勝 ( KO7、判定3 )
・負数 : 9敗 ( KO3、関節6 )
・引分 : 1分

 前戦は、去年11月にファブリシオ・ベゥドゥムに2RKOで敗れています。

 王者ケイン・ヴェラスケスの代打としてショート・ノーティスで高地メキシコでの試合を引き受けたため、2Rにはガス欠を起こした感があります。そうでなくとも、体重対身長がかなり重く高齢なので、体力に不安があります。

 オールラウンダーやグラウンドゲームに弱い反面、ストライカーには鬼門であると思います。
 ご存じ、K-1元王者、ヘビー級を代表するストライカー。


3.両者の戦術予想



1) スティペ・ミオシッチ

 前回、サントス相手に序盤からテイクダウンを仕掛け、それを布石に打撃で組み立てています。
 今回も、ミオシッチは安全圏からの打撃とタックルを混ぜ、組み立ててくると予想します。

 序盤からハントをグラウンドで削れれば上出来で、スタンディングバウトとなっても、タックルを布石に打撃でダメージを与える展開が好ましいでしょう。


2) マーク・ハント

 体力やスタイルの問題から、ハントが積極的にテイクダウンを仕掛けていくことは考えにくいと思います。

 テイクダウンを防ぎながら、ミオシッチのパンチをうまくかいくぐり、火力のある打撃を効率的に当てたいところです。


4.展開予想、注目点



1)テイクダウンの可能性について

 まず、1試合中の平均テイクダウンについてですが、

 ミオシッチ 1.70 (27%
 ハント 0.80 (56%

 さらにテイクダウンのディフェンスは両者 70%〜 となっています。

 ハントのテイクダウンディフェンスは悪くないですから、序盤はハントもある程度対処できるのではと思います。
 終盤に至ると、ハントの体力が落ちてくると予想され、ここでミオシッチのテイクダウン成功率があがってくると思います。


2)ストライキングの優位はどちらか

 打撃の優位性を見るため、両者の身長を比較しましょう。

 ミオシッチ 193cm
 ハント 178cm

 ただでさえ広いオクタゴンですから、リーチの長いほど、打撃は優位に運べます。
 さらに、テイクダウンを布石とすることにより、ハントは打撃の防御のみに専念することは許されません

 ミオシッチには肉体的戦術的に大きなアドバンテージがあります。

 しかし、ハントは常にリーチの長い相手を打破してきた器用さ、速度、火力があります
 2013年には213cmのシュトルーフを左フックでKOしており、万全でない体調で、ミオシッチと同じ身長193cmのサントスの強力なストライキングと勇敢に戦っています。 

 ここで大胆に予想しなければなりませんが、ブログ主は、巧打者ハントがうまくカウンターをとり、序盤に大きなダメージを与えると予想します。


5.全体の流れと勝敗予想


 スタッツより、お互い70%以上を誇る打撃ディフェンスから、ヘビー級の火力に関わらず、長丁場になる可能性は否めません。
 より優位に進めるためには、ラウンドを重ねるごとに、どちらが体力的優位に立てるかがポイントになりそうです。

 ミオシッチがタックルを選択できる武器の多さから、戦術的にハントの不利は否めませんが、ハントのスクランブルは悪くなく、ハントの打撃をノーリスクで掻い潜ることのできるのはヴェラスケス程度と評価しています。

 よって、ブログ主は、ハントが序盤に大きなダメージを与え、多少のタックルを耐えきり、KOあるいは判定で

 マーク・ハントの勝利!!

 を予想します。



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posted by nao_mma_ymt at 20:05 | Comment(6) | 勝敗予想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんばんは。エディさんの所のリンクから来ました。なかなかマニアックで興味深いブログですね。純粋に試合内容について語れるブログというのはなかなか無いので貴重だと思います。
試合予想についてはほぼ仰る通りかと。ミオシッチがもう少しテイクダウンに長けていれば逆の予想になりますが、JDSを指標にしてみればヴェラスケスのレベルには及ばないと思われます。同じ低身長・ズングリ体型のネルソン戦でもそれ程テイクダウンは取れていなかったので、ハント相手にもそう簡単に取れない可能性は高いと予想します。リーチを生かした攻撃で長距離をキープするか、先日のDJのように打撃とテイクダウンのスムーズな連携を見せないとハント攻略は難しいでしょう。
ハントに関して不利な要素を探せば、やはりまずスタミナが不安ですね。前回は緊急オファー&高地での試合と悪条件が揃っていましたが、そこを差し引いても決して持久力のある選手ではないので。後は、前回の試合で完璧にKOされた事がどう影響するか。JDS戦はむしろよくあれだけ耐えたという印象でしたが、前回はマヌーフにやられて以来の一撃KOだったので、対戦相手に『ハントでも良いのが一発入れば充分倒せる』というイメージを残したと思います。そこをミオシッチと、ハント自身がどう捉えるかで試合の流れも変わるんじゃないでしょうか。
Posted by ダナハー at 2015年05月08日 22:14
>ダナハーさん

改めて、はじめまして。
コメントありがとうございます!
敬愛なる格中ブログさんにて、ダナハーさんの緻密な分析コメントは欠かさず拝読しておりました、本当に勉強になります。
自分のブログで意見交換をできることになるとは想像していなかったので、非常に嬉しく思います。

ダナハーさんから見ても、やはりミオシッチはテイクダウンがそこまで得意ではないストライカーなんですね。
格中さんのコメント欄にあった「相手の嫌がることを選択する」という意味では、得意でないテイクダウンをトライする点においても、ミオシッチを改めて評価できました。

アウトボックスに徹する相手とのハントの試合はあまり記憶にないので、ミオシッチの戦術如何によっては、スタミナ勝負で負ける可能性はかなり怖いところなのかも知れません。

KO負けの影響についてですが、ダウンや追撃を許してもダメージの蓄積するようなタイプではないような印象がありますが、それでも高齢は気になるところです。

なるほどですね、KOにつながるクリティカル・ヒットをミオシッチが狙っていくという戦術は僕自身想像していませんでした。

ハント贔屓の僕にとっては、相性の悪くないストライカーは乗り越えてほしいところです。
Posted by nao at 2015年05月09日 03:11
私もエディさんのリンクからこのブログに来ました。
試合の観戦前後にこういった考察を見れると、より深く格闘技を楽しめるので応援します!

試合予想についてはストライカー同士の対決ですが、ミオシッチは高いKO率を誇るもののロイネルソンやJDS等のタフな相手を仕留めきれませんでしたので、ハントの事もKOは出来ないのではないでしょうか。

反対にハントはチャンスが来たら逃さず仕留め切ると思います。ミオシッチは良いのをもらうと割と顔や態度に出るタイプですし。

なので、私もハントのKO勝ちを予想します。
ちなみに私はK-1から格闘技好きになった事もあり、どうしてもハント贔屓で見てしまうので当てになりませんが…。
Posted by イチ at 2015年05月09日 17:52
>イチさん
コメントありがとうございます!エディさんのブログは偉大ですね。
ハントを純粋なストライキングでKOするのは結構大変ですからね。テイクダウンとストライキングの波状攻撃がどのように行われ、それをどう対処するかを注目したいですね。
ハントはここぞというときの嗅覚が優れている印象は僕もあります。
一緒にハントを応援しましょうw
Posted by nao at 2015年05月10日 00:48
う〜ん、今回は見事に外してしまいました。正直、ミオシッチがここまでやるとは予想外てした。右ストレートは良く伸びて、ハントがいつものようにスウェーでかわせていなかったですね。打撃とテイクダウンも上手く連動していましたし、何よりグラウンドでの削りが素晴らしかった。細かいパウンドやエルボーで威力は控えめでしたが、その分バランスを崩す事なくハントを削り続けましたね。ハントがハーフから脇を差して立とうとしても、すぐに差し返したり一度スペースを空けたりして押さえ続け、亀になっても自分の鳩尾に体重をかける事でコントロールし続けた動きは見事としか良いようがないです。ボディへエルボーを落としたり、ハントの口を片手で押さえたりと、地味にスタミナを奪う動きも嫌らしさ満点でした。先日のDJvs堀口でも話題に出ていた、相手の得意技を封じる・苦手な事をやるという部分を徹底した見事な戦術でした。
Posted by ダナハー at 2015年05月11日 13:36
>ダナハーさん

コメントありがとうございます!

ミオシッチかなりいい感じでしたね
ハント相手にあそこまで一方的な試合は久しぶりに見た気がします。

あの盤石な試合運びには脱帽です。
ハントの徐々に削り、逆転の展開への分岐点を潰し、かつ確実にフィニッシュに向かう流れという印象です。

立ち上がりたいハントを荷重で消耗させ、口を手のひらで抑えているのを見て、さらにスタンディング即タックルを見てこりゃ勝てないと思いました。

ダナハーさんやエディさんとの意見交換の中で、相手の嫌がることやる、というのは僕のいま一番ホットな分析概念となっています。笑
Posted by nao at 2015年05月11日 20:52
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